2013年1月15日火曜日

完ぺきな縁がわのある場所~佐倉・匡画廊~

友人の友人、会いたい人に会いに行った。
その人とは10年前、一度だけ会ったことがあった。

その人の作ったスペースはとてもすてきだから、そして
私もとても好きだろうから、ぜひ行ってみてと言われていた。

10年前の彼女の印象を思い出し、ああそれはすてきな場所に違いないと私も確信した。
早くいきたいなと思っていた。
それは今年になって、すぐに叶った。

私の好きな場所の条件、
大きな窓、差し込む日差し、すこし古くて大事に使われたものたち、
庭が見える、テーブルとイス、お気に入りの本が並んだ本棚。
おいしいお茶と人のぬくもり。

そこには、全部そろっていた。



その場所に入った瞬間、だいすきでたまらない感じが私の中にじわじわ広がってきた。

すごく丁寧にこだわって作られている世界観。だけれど力もほどよく抜けていて、
受け入れてくれる余地がある。

会いたかった人、愛さんはとてもすてきな方だった。
このスペースは木版画家・宮本匡四郎さんの作品を展示する場所として、
愛さんが作った。作品への愛にみちている場所。
愛さん自身もものつくりをする。だからこその愛や本気さがある。

私はそういう空間にいるのが好きだ。人のつくった場所。その人の思いを感じながら、
そこにあるもののつながりを感じるのがとても好きだ。

暮れていく夕日が差し込んできて、きらきらきらきらまばゆすぎる光。
窓から見える庭はもう私がだいすきな感じで、
そこにある縁がわは完ぺきすぎるぐらい完ぺきだった。

ここにいた時間のくつろぎは、なんだかもういいようがなくて、話をしながら
時間はあっという間に過ぎていく。
また来るね、と約束をした。本当にまたすぐに行きたい。
愛さんの作りだしているやわらかくてつよいきらきらした光を感じに行きたい。

:: 匡画廊 GALERIE KYO :: 


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